社内トレーナー養成の研修を担当しています。
いろいろな部署のトレーナーさんが集まって、デモンストレーションをやってもらう時間があります。
若手リーダーから結構な管理職の方達まで、本当に様々なバックグラウンドの方たちが参加されています。
デモンストレーションが一番大事なパートなのですが、より分かりやすく参加意欲が高まるような進行でやってくれているのは、ベテランと若手どちらだと思いますか?
ほとんどの場合、ベテランさんはずーっと喋ってます。
自分の体験、軽い自慢話(笑)、失敗談などなど、ネタは豊富なので、とにかくずーっと喋ってる事が多い。
対する若手リーダーの皆さんは、いろんなワークを取り入れたり、発表してもらったりクイズやったりと、創意工夫が高いので、結果的に学びの場作りとしては効果が高いのです。
経験は素晴らしい財産です。
でもあなたが経験した時って今と同じ環境だったでしょうか?
「私が新人の頃に・・・」って今とは全然違う価値観が大切にされていた時代ではなかったでしょうか?
そこをうまく手放せないと、あなたの経験談は学びにはなかなか繋がりません。
普遍のメッセージや繋がりを感じさせるうまい言葉をプラスするなどの、大いなる工夫が必要です。
その点経験が少ない人の場合は、柔軟に創意工夫をする事で、学びの場そのものの付加価値を高めようとするので、参加者が自主性を持って学べます。
前述の社内トレーナー養成、実は認定プログラムなので、合否が決まります。
結構な数の大ベテランが、再チャレンジ中。
そして「しゃべりすぎてましたー!」と気づきを得てくださいます。
若手リーダーの方が圧倒的に認定1回で合格する率が高いんです。
ベテランがんばれ!
うまく「経験のマイク」を手放せますように!
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